本件は、建設業許可の新規申請手続きについてご依頼いただきました。

特定建設業許可をいただいている会社の専務さんが独立され
新規に株式会社を設立いたしました。
この株式会社設立手続も受任いたしました。
特定建設業では主に解体業をされていました。

平成５年にこの特定建設業である会社を兄弟で立ち上げました。
当初は一般建設業許可の会社でしたが、
平成２４年に資本金増資も行い、特定建設業許可をいただきました。

専務さんである弟さんが今回、起業し、
とび・土工、造園工事業の一般建設業許可を取得するようになりました。
今回はこの特定建設業許可の会社では、非常勤取締役の就任になったため
「非常勤証明書」を提出していただくように
なりました。

許可の基準として
１．経営経験
２．技術者
３．財産的基礎
４．誠実性
以上を満たしているかを当事務所では正式受任の前に要件審査をいたします。

１．経営経験
平成５年から現在まで取締役を経験されています。
その際の疎明資料として、特定建設業許可をいただいている会社（前職）の
「建設業許可通知書」と「営業の沿革」の資料が必要になります。

２．技術者
本件は「とび・土工」と「造園工事業」での申請になるため、
２人の専任技術者で申請になりました。
「とび・土工」では10年の実務経験証明書を提出します。
「とび・土工」の疎明資料は過去１０年分の「決算変更届」の届出書と
「工事経歴書」、「直前３年の各事業年度における工事施工金額」の写しを
添付して証明します。
「造園工事業」は国家資格「２級造園施工管理技士」を保有していますので
国家資格証が必要になります。
申請時には原本を持っていくと原本照合してくれます。

３．財産的基礎
本件で新規設立する株式会社の資本金は５００万円です。
履歴事項全部証明書で確認できます。

４．誠実性
特に問題はありませんでした。

５．欠格要件
特に問題はありませんでした。

６．その他
株式会社設立登記申請後、履歴事項全部証明書を取得し、疎明資料として添付します。
また社会保険にも加入しますので、弊所提携の社労士さんにお願いしております。