本件は建設業許可新規申請です。

「防音工事ってどんな許可を取ればよいんですか？」とお電話がありました。
結構珍しい工事なんですよね。当然、壁、天井、床などの工事になるでしょうから、
これは内装工事業に該当します。
元々室内装飾を得意とする法人に勤務していたそうで
独立して早や１０年近くになっているそうです。
許可の基準として
１．経営経験
２．技術者
３．財産的基礎
４．誠実性
５．欠格要件
以上を満たしているかを当事務所では正式受任の前に要件審査をいたします。
電話でのお問い合わせのときに上記の１～３まで事前にヒアリングにて簡単な「要件審査」を行います。
初めての商談前に「揃えていただきたい書類一覧表」をメールかＦＡＸでご送付いたします。
この「揃えていただきたい書類一覧表」で事前に揃えていただけると書類作成などが
非常に早くなります。

１．経営経験
本件は７年の経営経験の証明をします。
今までは防音工事一筋に工事をしてきましたが、
許可取得後は大工工事や他の付随する注文にも応えたいと願っているそうです。
どうして７年の経営経験の証明が必要なのかは次の技術者要件で理解できます。
２．技術者
１の経営経験で７年の経営経験の証明をしました。
本件の技術者は国家資格を取得しています。
二級建築士です。
今までは防音工事したが経営経験が７年以上であれば
この国家資格で取得できる業種を取得することが可能になります。
今回は内装工事業を含み５業種の建設業許可を取得できます。
建築・大工・屋根・タイル・内装工事業です。
この資格で内装工事だけではなくリフォーム工事まで拡大できます。
３．財産的基礎
５００万円以上の残高証明書が必要になります。
通帳のコピーではダメです。
皆さん、ココ大事ですよ!!
お取引の金融機関で残高証明書を取得してください。
法人であれば法人名義の口座の残高証明書、個人事業主であれば個人の通帳です。
４．誠実性
５．欠格要件
特に問題はございませんでした。